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ツィッターから考えたこと 2013.05.09

おはようございます。

茂木さんのレポートにはいろいろ考えさせられます。
頻繁にツイッターをチェックしているわけではないのですが 時々 これは・・って文章に出会います。でも村上春樹さんと一緒で、まだまだ理解出来ないこと・・未知の領域のことって多いです。人生学ぶことが一杯ですね。

(1)私に送られてきた大量の郵便物が未開封になっていることは周知の事実である。それで、昨日、ちょっと開封していたら、田島正樹さんの『古代ギリシャの精神』(講談社選書メチエ)が発見された。いつ講談社から送られてきたものかわからないけれども、比較的最近なのかな。


(2)高校の時にニーチェにはまってから、私は古代ギリシャのファンで(『悲劇の誕生』におけるギリシャ的なるもの)、さっそく田島さんの本を開けたら、まえがきからスゲーんで、びっくりした。デカルト、ヴィトゲンシュタインの知的態度こそがギリシャの哲学的伝統だと指摘している。

(3)続いて、さっきトイレの中で第一章を読んだけれども、酒宴での会話に対するギリシャ人の愛着を論じ、「死者について言いうるいちばん悲しいことは、彼にはもう宴会も音楽もない、ということであった」というブルクハルトの文章が引用されている。オレ、こういう本が好きなんだよね。

(4)というわけで、田島正樹さんの『古代ギリシャの精神』、オススメなのですが、つくづく思うのが、日本語でこのようなレベルの著作を読むことができる、というのが、日本で生まれたことの一つの恵み、明治以来の先賢たちの営為の結晶であるということ。あれ、お前いつも言っていることと

(5)違うじゃないか、と言う人がいるかもしれないけれども、そこだよ。ぼくは、英語論者のように思われているかもしれないが、正確には、「言語に、依存しない」知的生活を目指している。大学の役割は、特定の言語に依存せず、自由と自立を支える知的スタンスを醸成することだと思う。

(6)英語は大いにやるべきだし、日本人は英語でもっと発信した方がよい。言語に依存しない、ということは、つまり日本語でも、lingua francaである英語でも差がないという境地に達すること。そのために、英語教育が抜本的に変わるべきだという考えに違いはない。

(7)問題なのは、英語論者が、時に知的に軽薄であること。会話重視の英語、というのが特にしらける。私がTOEICに反対なのも、そこで扱われている英文が陳腐で知的深みがないから。TOEFLはアカデミックな英語なのでまだましだが、それでも、日本人にとってはトラップであり得る。

(8)日本語しかしゃべれなくても知的な深みのある思考ができる人と、英語はしゃべれるが軽薄で知的深みがない人がいたら、前者の方がいいに決まっている。ところが、表面的に英語化を進めると、後者がのさばる恐ろしい事態になる。今英語化をうんぬん言っている論者には実際軽薄者が目立つ。

(9)田島正樹さんの『古代ギリシャの精神』のような内容を、言語に依存せずにできるのが理想である。日本人が英語に触れると、移行の過程で、英語での思考が日本語での思考よりも劣化する「軽薄さの谷」を必ず通る。「軽薄さの谷」が最終目的地であると勘違いしてはならないだろう。

 今日は母の日のプレゼントを探してきます。ついでに映画も観てきますけど。
素敵な出会いと感動を。




| 生涯学習(自立塾)::教室経営 | 05:18 AM | comments (0) | trackback (0) |

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